真別所四度加行伝授記録(2) 山内宥厳 26th Jun〜 28th August/1987

    ☆ 64 . 6 /26 (金) 晴 4時、入堂(第25座)    6時、帰室 8時15分、入堂(第26座) 10時30分、帰室  伝授、本田先生、 胎蔵界 護身法、灌頂の時に使う印、  不動印  慈呪  人佛三昧耶  5処加持  法界生  転法輪  執金剛    4処加持  内五       ☆ 63 . 6 /27 (土) 晴 4時、入堂(第27座)   5時35分、帰室 5時55分、例時 8時30分、入堂(第28座) 11時13分、帰室 12時30分、作務、 3時、入堂(第29座)   4時30分、帰室         ☆ 62 . 6 /28 (日) 晴のちくもり 4時、入堂(第30座)   5時35分、帰室  大城が谷口を起こしに来て、“先に入堂してる”と言って、30分ほど谷口は  ねぼうしてゐたやうす。3時小便して再び眠る。 8時30分、入堂(第31座)  11時15分、帰室 11時30分、昼食 12時30分、作務、裏庭の山の雑木伐採す。 2時、まで  作務中、門前に姉がくる。びっくり。菓子をおいてゆく。 3時、入堂(第32座)  4時30分、帰室         ☆ 61 . 6 /29 (月) 雨、くもり、雨 4時、入堂(第33座)  5時50分、帰室 8時15分、入堂(第34座) 10時15分、帰室 11時30分、廟参出発、    1時15分、帰山 3時、入堂(第35座)  4時30分、帰室         ☆ 60 . 6 /30 (火) 雨のち快晴   明日食当 4時、入堂(第36座)  5時40分、帰室 8時30分、入堂(第37座)  11時、帰室 11時30分、昼食、 12時30分、胎蔵界習禮、 本田先生  本堂は南面してる、 3時、入堂(第38座)  4時30分、帰室 5時、例時、       6時40分、帰室  大城さん行中足を投げだしてゐたのを見つかり300禮の処分、目下進行中。         ☆ 59 . 7 / 1 (水) 雨  食当  胎正行開白 2時、起床  2時30分、入堂(第39座)  4時50分、帰室 8時15分、入堂(第40座)   9時30分、帰室 11時30分、参拝出発、廟参   1時30分、帰山 食当、2時、入堂(胎、第1座)  3時50分、帰室、厨房へ 6時、薬食 8時、Just now. 風呂場そうじ all finish.  ねるのみ。  廟参始めて雨だが、小降り。         ☆ 58 . 7 / 2 (木) くもり 4時、入堂(第2座) 5時50分、帰室 8時15分、入堂(第3座)  11時、帰室 2時30分、入堂(第4座)   4時10分、帰室         ☆ 57. 7 / 3 (金) 雨 4時、入堂(第5座)    5時50分、帰室 8時15分、入堂(第6座) 11時15分、帰室 3時、入堂(第7座)    4時45分、帰室         ☆ 56. 7 / 4 (土) 晴 4時、入堂(第8座)    4時57分、帰室 5時55分、例時にすこし遅れる。  散念誦を丁寧にすると1時間45分はかかる。 8時30分、入堂(第9座)   11時15分、帰室  3日ぶりに洗濯物を戸外の物干に吊す。雨の間はパンツも乾かない。 3時、入堂(第10座)   4時40分、帰室         ☆ 55. 7 / 5 (日) 雨のち晴 (20 ℃ PM 4 : 30 ) 4時、入堂(第11座)    5時50分、帰室 8時30分、入堂(第12座)  11時25分、帰室 3時、入堂(第13座)    4時43分、帰室  今日は午後の作務なく、11時30分、〜 3時、まで休み。         ☆ 54. 7 / 6 (月) くもり 4時、入堂((第14座)    5時45分、帰室 8時30分、入堂(第15座) 11時10分、帰室 3時、入堂(第16座)     4時40分、帰室  みんなの終る時間が、十八道、金剛界ほどの時間差がなく平均してゐる。  長い真言のあるのが、理由らしい。  2時までの作務の折二階の廊下の窓修理2枚、宗さんのとなりの部屋の障子、  1枚を修理す。おやつにゼリー菓子、くろすけというアン入り小型ケーキ出る。 7時30分、折紙伝授、 和上さん、  護摩加行折紙伝授  不動明王、ゴマは一段から、七段まである。ゴマは中院は六段の内容をもって  いるが、五段にて六段の内容を有してやることにしてゐる。  権類、→ 権化、  鬼神は放っておくと劣化してわるいことをするやうになるので供養すると、有用  な善いことをする。  鬼神を、世天段にて供養する。  実類は悪の本性のまま脱皮できぬ、鬼神類のこと。  これを向上させんがための神供壇をもうける。  実類は施餓鬼を受ける。身を恥じ、びくついてゐるので灯明、鳴物、などはせず  気を遣はせない。  背丈は2尺しかないので、2尺の高さで手が届くやうにそなえる。東向にする。  太陽の光を正面から受けぬため。(施餓鬼のさいの柱参照のこと)  ゴマの後は必ず神供をすること。→のちのちのはなし。         ☆ 53. 7 / 7 (火) 晴たり曇ったり 4時、入堂(第17座)   5時45分、帰室 8時30分、入堂(第18座)  11時15分、帰室 12時30分、数息観、阿字観へのいざなひか、  和上さんの指導ありとか、2時まで。  今朝例時に和上さん来て、指導あり、勤行、食い込んだため作務なし。 3時、入堂(第19座)  4時30分、帰室         ☆ 52. 7 / 8 (水) 晴 4時、入堂(第20座)   5時45分、帰室 8時15分、入堂(第21座、結願)  10時10分、帰室 11時20分、出発 両壇参拝  2時30分、帰山 3時、入堂(第1座、金)  4時20分、帰室  パン幸子から届く。依頼した下着などなし。         ☆ 51. 7 / 9 (木)晴 食当。2時35分、入堂(第2座、十八道と大師明神) 4時50分、帰室 8時30分、〜 伝授、息災護摩私次第 天谷覺法和上  不動明王をご本尊とした次第、道範師の作、  中院流、心形、引形、と伝はってゐるので、どちらの流れから来たかで、  すこし異ってくる。  嗽口  2呪=真言のこと  3観  1啓白   如上           眠くてたまらぬ!! 9:15  四種法 (1)息災 (2)増益 (3)敬愛 (4)調伏  〈1〉減罪と除難  七種法というのもあるが四種に分類可であり、しかも四種法のうち、息災を  行ずれば、全てのものに通ずる代表的なもの。息災法である。  加持酒浄香水、(三古杵についてふれず)  オンキリ/\  嗽口香水  独杵で加持ス     〔説明図〕    酒浄  香水(午前のもの)加持酒浄香水  (行者)         三古杵を念珠にすって加持               伝授室にトンボ入りきて頭にとまる。  嗽口香水、炉口を洗ふ。  散杖にて、酒水器を三度叩き、炉口を順に3度、オンバラダバザラダンと  加持す。  行者の口、炉の口、佛の口、の三つを同一とみなして加持す。  (ゴマの考え方の基本)  補闕(フケツ)  道場観、瑟々の座⇒宝でかざられた台座。  羯磨会、一門=普門      一門とは大日如来のこと、一門展じて三十七尊といふ考へ方、      大日と一体である。  大日  マシュク、ホウショウ カンジザイ、etc.  剣印、 剣を入れるとき一辺呪、入れた状態で六辺、剣を抜き       〔説明図〕      13辺慈救呪、                あと15辺は、                ナウマクサーマンダバザラダンカン    入護摩、  念珠は本来左の風空の間にかけるが(一匝)じまになるので左腕にかける。  身口があれば意は随順するが故に、炉、行者、佛は三平等といふ考え方  ┏         ┓  |   説明図   |  ┗         ┛  火界の呪、 1時30分、入堂(第3、4座)  4時、厨房入 7時15分、ゴマの授業  図の上、開白、結願して供える。  薬種=クコの実、クコの葉、黄精根、白求、遠志(オンジ)甘草、人参     (朝鮮人参の部類))  丸香、丁字、甘松(カンショウ)ウッコン、ジンコウ、白壇、フノリ     (大豆大に作る)  切  樒の葉を切ったもの  散香、丁字をくだいたもの、白壇、ジンコウ、香陸(クンリク)リュウノウ、     甘松、(丁字と甘松がベース)  房花、五葉の樒、(一座ごとに)  松、 タイマツのこと(松の根)  段目、 36本  乳木、108本      21  加持物、ゴマ(白ゴマ)  塗香、 本尊塗香といふ      丁字、白だん、リュウノウ、カンショウ、ウッコン、      (以上息災用のものを使用)         ☆ 50. 7 /10 (金) 晴 伝授が昨日、今日とあって、今朝は2時30分、起床 3時、入堂(第5座)  5時40分、帰室 8時30分、〜 11時、伝授 和上さん  扇はひろげてカン字が見えたらよい、扇は片手で開閉する。 12時30分、〜 1時50分、伝授、 ゴマ伝授終る。 2時、入堂(第6、7座)  4時45分、帰室         ☆ 49. 7 /11 (土) くもり (廟参) 4時、入堂(第8座)(十八道、明神)  5時45分、帰室  地蔵呪 108 回、十一面呪 108 回、オーマニペードムオーム 108 回をする。  白光見ゆ。 8時15分、入堂(第9座) 10時29分、帰室、ひるめし、ぎりぎり 11時30分、廟参出発、  1時15分、帰着、沐浴す。  すいかがおやつにでる。和菓子、塩まんじゅうが一つ、cancoffee 1 缶。  昨夜の残りの寿司をおにぎりにしたもの。ぼくは食べず。  雨ふりさうだったが、結局廟参は雨なし。傘もっていったが不要だった。  加護されてゐることを信じること。 3時、入堂 金剛界次第(第10座)  4時25分、帰室         ☆ 48. 7 /12 (日) 晴 4時、入堂(十八道、第11座)  5時25分、帰室 8時30分、入堂(胎、大、明、第12座)  11時23分、帰室 3時、入堂(第13座)   4時30分、帰室         ☆ 47. 7 /13 (月) 晴 4時、入堂(第14座)   5時30分、帰室 8時30分、入堂(第15座)  11時15分、帰室 12時30分、ゴマ習礼、 本田先生、 3時、入堂(第16座)  4時25分、帰室         ☆ 46. 7 /14 (火) 雨 4時、入堂(第17座、明)  5時40分、帰室 8時15分、入堂(第18座、大)  10時22分、帰室 11時30分、廟参、廟前で杉の大木に金滴のイルミネーションをみる、           雨に遭って金の雨をみる。 3時、入堂(第19座)  4時30分、帰室  夜ゴマ札買う ¥4,500-         ☆ 45. 7 /15 (水) 4時、入堂(第20座)  5時20分、帰室 8時30分、入堂(第21座、大、明)  11時5分、帰室 12時15分、作務  2時30分、まで 3時、入堂(第22座)  4時30分、帰室         ☆ 44. 7 /16 (木) 雨 4時、入堂(第23座、十八道)  5時15分、帰室 8時30分、入堂(第24座、胎、大、明)  11時、帰室 12時30分、作務、障子張りかえ、本堂、  2時30分、帰室 3時、入堂(第25座)  4時15分、帰室         ☆ 43. 7 /17 (金) 雨のちくもり  食当 2時、起床、 2時30分、入堂(第26座、十八、大、明) 4時47分、帰室 8時15分、入堂(第27座)  9時30分、帰室 2時30分、入堂(第28座)  3時30分、帰室         ☆ 42. 7 /18 (土) 雨 4時、入堂(第29座)  5時10分、帰室 8時30分、入堂(第30座) 11時、帰室 12時15分、〜 障子紙張り作務、 3時、入堂(第31座)  4時20分、帰室         ☆ 41. 7 /19 (日) 雨 4時、入堂(第32座)  5時5分、帰室 5時55分、例時 〜 7時、7時30分、まで作務。和上室前を担当 8時30分、入堂(第33座、胎、大、明)  10時45分、帰室 12時15分、〜 2時50分、作務、  障子張り、本堂のがもしでき上らなければ夜7時からやると、本田先生の言。  ここの先生は、なにかにつけ、すぐに脅迫する。白く、できなければ 300 礼の  たぐい。やめてもらっても一向に痛くもかゆくもないんだ、と先日は藤田先生。 3時15分、入堂(第34座、金)  4時20分、帰室         ☆ 40. 7 /20 (月) 雨 10 時以后やむ( 21℃ PM 4:00 ) 4時、入堂(第35座、十八道、明)  4時45分、帰室 8時15分、入堂(第36座、胎、大)  10時15分、帰室 11時30分、廟参、〜 1時15分、帰着、 沐浴、― 眠り 3時、入堂(第37座、金)  4時18分、帰室 7時15分、神供作法などの伝授  神供作法、 昨年の伝授、 本田先生  初夜のあと、神供作法を3人組で行ふ、一人は見物二人が二壇で。  東方 壇波羅密の方向に向ってする。  香水、アカ水に抹香を浮かせたもの  房花、3本、(五葉のもの)  高さは2尺をこえない。 (サバ台も2尺以内)  ワラは叩かないで二筋、荒ナワを左縄につくる、フシは使わない。  ? 梵字、清める意         ☆ 39 . 7 /21 (火) 4時、入堂(第38座、十八道)  5時12分、帰室 8時30分、入堂(第39座、胎、大、明)  11時10分、帰室 2時、入堂(第40座)  3時15分、帰室 3時30分、作務、ゴマ壇をだした。       ☆ 38. 7 /22 (水) 晴 4時、入堂(第41座、十八、明)ゴマ壇での十八道。 5時40分、帰室 8時15分、入堂(結願、胎、大)  10時20分、帰室 2時30分、入堂(ゴマ、第1座)   5時55分、帰室          夕例時、讚頭、本田先生とふたり       ☆ 37. 7 /23 (木) 晴 3時、入堂(第2座)   5時55分、帰室 8時15分、入堂(第3座)  10時40分、帰室 2時、入堂(第4座)   4時30分、帰室       ☆ 36. 7 /24 (金) 晴 3時、入堂(第5座)  5時30分、帰室 8時15分、入堂(第6座)  10時50分、帰室 2時、入堂(第7座)  4時20分、帰室。 洗濯       ☆ 35. 7 /25 (土) 晴   食当 1時35分、起床、 2時10分、入堂(第8座)  4時30分、帰室  チキンが香花してゐる時きて、“早いな、俺より早い”と不満げな顔をする。 8時15分、入堂(第9座)  10時40分、帰室 1時30分、入堂(第10座)  3時50分、帰室  散念誦、眠気くる。慈救呪終るまで苦しむ。あとはすらすらと。       ☆ 34. 7 /26 (日) 晴 2時30分、起床、 3時、入堂(第11座)  5時35分、帰室  朝、食事作法の頭、讚頭塚本、経頭長谷川、長谷川は神にも佛にも嫌はれる  やうな、いやなタイプてってい的にサボる。塚本も似たり寄ったり。 8時15分、入堂(第12座)  10時40分、帰室 2時、入堂(第13座)  4時30分、帰室  カバンにカビが生えてた。       ☆ 33. 7 /27 (月) くもり 3時、入堂(第14座)   5時40分、帰室 8時、入堂(第15座)  10時50分、帰室  大師、明神をする担当のため、15分早く入堂、ぼくは大師を担当す。  (塚本が先に終って、大師をやるといふので、ぼくは明神に変更) 2時、入堂(第16座)  4時30分、帰室 7時15分から夜、授業、本田先生、  ゴマ、観想と所作との切りかえがスムーズにいくやうになると良い。     トップにもどる   ☆ 32. 7 /28 (火) くもりのち晴 3時、入堂(第17座)  5時40分、帰室 8時15分、入堂(第18座)神供の香花共  11時15分、帰室 1時30分、入堂(第19座)神供も入れて  4時15分、帰室       ☆ 31. 7 /29 (水) 快晴 3時、入堂(第20座)  5時35分、帰室 8時20分、入堂(結願)  10時50分、帰室  結願の日。快晴。ゴマを終えて、さして感想もない。よくつぶれないで  つづいたと思ふ。       ☆ 30. 7 /30 (木) 碧落 8時30分、廟参出発、伽藍も参拝、これで両壇参拝は終了となる。 11時40分、帰山。 夜7時15分、授業、理趣法の声明、習礼。       ☆ 29. 7 /31 (金) くもり、一時小雨 7時15分、夜、半鐘の鳴らし方、作務服にて、  起床(覺床) 三通三下  朝夕例時   一通三下    三通三下だが、ここでは三通二下    OOO  OOO  OOO  OOO ‥‥‥‥    OOO  OOO  OOO  OOO ‥‥‥‥    OOO  OOO  OOO  OOO ‥‥‥‥        三下  O O O           ⌒この間をすこしながくする。       ☆ 28. 8 / 1 (土) 早朝雨、のちくもり 8時30分、 密教概論、 講義 東 智学先生、その  密教科に所属してゐる、寺の出生、現在は寺をもたず。  教相、事相、へい学。我々は、目先のものを簡単に手に入れやうとする考え方  が強い。学問の世界でも然り。世相に流されつつある。学問は広く、スソノか  らやってゆく必要ある。空海の伝統的教学をやってゆくことは一つの方法だが  中国などの広い密教界佛教界のなかでの位置づけをしなくては、空海の位置は  分らない。  大学では語学も踏まえて、広い視野から空海の密教のなかへ入ってゆくことが  大切である。あまり勉強しなくなってゐるといふのが実感だ。  真別所へ加行に来てゐる人は、求道してゐる人が多いのだらうと思ってゐる。  最近は密教の研究も進んできてゐる、てきとうなテキストなし。  どういふ国が密教を信奉してゐるか。  日本における真言密教}インドの佛教から展開してきた。インドでは佛教密教  チベットの密教   }はほろんでゐる。現在のインドでは逆輸入。  流伝の形式  佛教の起り、 B.C. 4〜5 世紀2つの説あり。  テラワーダ佛教の盛んだったのは B.C. 300 〜 A.D. 1 の間だった。日本では  小乗佛教と言ってゐた。紀元後、600 年ぐらいまで大乗が盛んとなる。  利他をひょうぼうする。    BC400――300―+―小乗―+AD1――大乗――+600―密教―――+1200―    剣かコーランかといふイスラム教がインドへ入る。  北インド、ベナレス、ナーランダあたりへムスリムが入り、迫害をうけ、チベ  ット、ブータン、シッキム、などへ佛教徒はのがれる。  ジャイナ教、ヒンドゥ教、などは残り、佛教のみ亡びた。インドの各地でのマ  ハーラジャの信仰はその地の人々の奉ずる信仰となった。佛教はインドの人々  の生活の costom となってゐなかった。生活のなかに根を下してゐたのはヒン  ドゥ教であった。人間の生涯におけるけじめ、生、死のけじめをつける祭祀は  ヒンドゥ教であった。佛教の亡びたわけ。  チベットへ佛教の伝はったのは A.D. 600 年頃。  中国へ佛教が入ったのは一世紀前后。  中国|――――600―――――――――700―――――――――――――――  インドから   不空、恵果などの時代、  その后は中国的展開となる。  日本へは、5世紀〜6世紀、中国からはいってくる。       7世紀〜8世紀にかけて密教が入ってくる。       独自の展開をする。  6〜7世紀、大日教、金剛頂経など、いわゆる純密が入ってくる。  中期密教ともいふ。  5世紀ごろまでの大乗佛教のなかに含まれてゐる密教を雑密といふ。  日本へは初期のもの、後期のものが伝はってゐる。  チベットへは、全部が伝はってゐる。  初期  |――-300――初――|――中――600――後――700――  チベット、ダライ・ラマ、パンチェン・ラマ(ダライ・ラマを補佐する)  チベット佛教を受けついでゐるのは、ブータン、シッキム、ネパール、  カシミール(ヒマラヤ南麓)  チベット佛教、  チベット人は密教とは呼ばない。  チベットでの佛教の学び方は、小乗、大乗と学習して進み、密教を学ぶに至る  までに30〜40年もかかる。したがって密教を行ずる人は少ない。しかし目  標はそこにある。  カーラ、チャクラ、タントラ、が目標。そこに至る人は少ない。  ラマ教と呼ばれてゐる。ラーマとは師の意。  三宝、{佛、法、僧、}  四宝帰依{チベットは、三宝の他に師を重要視する。師を加え四宝帰依となる。  師をのぞいて私には佛はゐない。  師を通じて佛が私に現はれる。といふ歌がある。  活佛思想=活佛とは大きな宝といふ意「リンポチェ」  (ゲールック派、ダライ・ラマの派、)  後期の密教、タンカには合体像が画かれる。  チベット密教の本質は非常に厳しい。  結婚してもいいといふ派があるが、カーラチャクラタントラまで達した人に限る  とされる。  【行】が中心となる。いかにして成佛するか。といふことが行の課題。  女性とのかかはり方が大きな問題。  行位が高まると、女性を従えるやうになるが、きはめて少ない。  行の対象の女性としては、アウトカーストの女性が良いとされてゐる。  行のメディアとなる。  ○釈尊の弟子のなかに、(ある純?)  四衆{比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷}どういふ職業が多いかを佛典から拾ふと  {バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラ}チャンダラ out カースト  バラモン   219名 }  クシャドリヤ 128名 }阿含経、律、初期佛教のもの  ヴァイシャ  155名 }[赤沼智善の研究]  シュードラ   30名 }(原始佛教の研究、釈尊と四衆)  釈尊はカーストは悟りに何ら関係はないと言はれたとされてゐる。  後期密教  成就者、84人、インドにゐたとされてゐる。  バラモン   13人 }  クシャトリヤ 18人 }  ヴァイシャ  17人 }東先生の研究  シュードラ  18人 }  チャンダラ他  4人 }チベットの伝記のなかに84人云々の本あり。  out carst の仕事、= せんたく、漁人、掃除  不浄なるものを用いてより清浄なるものに転換する。としてチャンダラの女性  を対象として行をする。    ……………………break……………………10:00   10時10分、[密教の定義]  各人各説だが、四つぐらいあげられる。  1.神秘主義、神秘思想  2.儀禮的性格、  3.象徴的性格、(大きな捉え方)  4.現実重視、現実肯定  神秘主義的側面、  呪(しゅ)真言、陀羅尼、明、       加持、祈祷、       入我我入観、  真言、陀羅尼のちがひ、  不空三蔵の“総釈陀羅尼義讚”に曰く  『或は一字の真言あり、乃至、二字、三字、乃至、百字、千字、万字あり、  皆陀羅尼、真言、密言、明、と名づく』   (不空の時代にいっしょくたになっている。)  「真言」とは佛を讚えることば。(マントラ)バラモン教のもの。  マントラの起源。B.C. 1500 年位、  神々に対するバラモン教の讚歌。  明(呪)ヴィドヤー  民間伝承的なもの Q  蛇の害にて死ぬことなど多く、これをまぬがれるまじなひ的なもの。  釈尊は呪を否定したといはれてゐる。しかしのちに自分を守るための  呪はいいだらうといはれたと伝へられてゐる。  呪、まじなひ=生活の智恵でもある。    意味のもたないものが呪に多い。  陀羅尼(ダーラニー)  (総持、執持)の意  大乗佛教のなかで興起す。  ダラニは、口でとなふものではない。  陀羅尼は行ずるといはれる。陀羅尼は思想をもった文章である。  「沙門」苦行するもの 信施を受けることによって生活してゐる。  シャマナ syamana 邪命自活(生活のために行をしてゐるもの)  桑門  医方、鍼灸薬石をなし、諸々の病の治療をなし云々。  沙門、ゴウタマはさふいふことはしなかった、とある。  治歯呪、}を読誦することは、守護安穏のためならば不犯である  腹痛呪、}とでてくる。  治毒呪、} 夜7時15分、〜 本田先生、胎蔵界禮懺       第1日終。           ☆ 27. 8 / 2 (日) 晴 密教学概論 東智学先生、 その  真言、ダラニ、明、呪は本来的には異った性格をもってゐたが、中国に入って  不空の頃には同一視されるやうになってきた。  加持祈祷、絶対者と自己との同体(入我我入)まで高められる。  New Science のシンポが高野山であった。  New Science の本を読むと、最も科学的な物理のエネルギー、質量など、理論  できれる世界において、心, soul を組み入れないと解決のつかない問題がでてき  てゐることを知った。  宇宙の摂理を組み入れることで、物理的な事柄の解決がつかないと考へる学者が  でてきてゐる。  (フルシチョフ・カプラ・タオイズム.)  Placebo(人に満足を与へる意)患者が、これを効くといふ信念をもった時、医者  も、これで治癒する、と信念で与ふ。これによって治癒する。  加持祈祷の正しい在り方が現はれておれば効果を発する。  祈祷といふことばはほとんど佛典にはでてこない。祈願、祈念はでてくる。  加持 adhisthana  a a mantra  i i  u u  e }エ,オ,は常にながく発音する  o }  加持、adhisthana(依りどころ)加被とも訳す。  即身成佛義では加持を、加と持に分けて説明してゐる。『加は佛日の陰、衆生の  心水に映ず』 【陰とは光のこと。心水とは菩提心のこと。】  “持 衆生の心水よく佛日を感ずるを持といふ”  現実に即した、衆生の needs に応える形で、加持がなされてゐる。  嵯峨天皇が病気であった時に、空海が加持した水を弟子に届けさせた文(書簡)  が残されてゐる。  胎蔵の曼荼羅は大日教が所依になってゐるが、このなかに二つの悉地を得るため  1.世間悉地   siddha = 成就  2.出世間悉地  世間悉地、病気を治す力、財物を獲得する力、利他のための悉地。  出世間悉地、成佛すること(自利)  行の最終的至高の状態、  三密行  身密 ― 印       口密 ― 真言       意密 ― 観想  大日経で説く密教と金剛頂経(所依の)の密教とは違ひがある。  Origin が異る。南印度のタミル人がこしらえたといはれるのが、金剛頂経。  大日経は北インド.ナーランダを中心としてこしらえられた。  大日経は大乗佛教的性格をもってゐる。  金剛頂経は密教的性格がはっきりしてゐる。  チベットに入ったのは金剛頂経系の密教である。  大日経はそれで止まってしまふ。  五相成身観 = 金剛頂経系の行のやり方  大日経は理の世界(原理)  金剛頂経は智の世界(働きをもってゐる)  即身成佛が可能である理論性と、その行法、方法論。  三劫成佛 = 法相宗   kalpa = 劫  南都六宗   法華経  一由旬  16km\3. or 160km\3 に芥子の実を一杯つめて、百年に一粒づつとって    ☆【立方km】  なくなってしまふまでの時間。または百年に一度、天女が舞ひおりてきて、  石がすりへるまで。  三劫成佛とは、さういふ時間が経っても劫は終らぬといふ思想。  即身成佛、父母所生(成)の身に速かに大覺の位を證す。(菩提心論)  ○六大無碍にして常に瑜伽なり。(体)本体  ○四種曼荼各々離れず。    (相)現象  ○三密加持すれば速疾に顕はる。(用)働き  ○重々帝網なるを即身と名づく。  ○法然に薩般若を具足し心数心王刹塵に過ぎたり。  ○各々五智无際智を具す。  ○円鏡力の故に実覺智なり。  【六大無碍にして常に瑜伽なり。】  地(大) 水(大) 火(大) 風(大) 空(大) 識(大)  万物が六大からなる。  構成要素。  六大所成  我々が大日如来となる可能性は六大から所成してゐるといふことからも  まず感じられる。  yoga = 結びつける。六大については綜合的に六大として認識して、地、  水、火、などと、分析的には考へない。  【四種曼荼各々離れず。】 manda 道場の意もある。  manda とは本質的なもの mandala la はそれをそなえてゐるもの、といふ意。  四種 {大マンダラ    姿形     {三眛耶マンダラ  特徴     {法マンダラ    名称     {羯磨マンダラ   働き、作用  羯磨マンダラ立体的につくられたマンダラをいふ、ボロブドール  【三密加持すれば速疾に顕はる。】  身 }  口 }無相の三密、行住座臥さうなる。  意 }有相の三密 = 行  【重々帝網なるを即身と名づく。】  帝釈天の宮殿は網の目におおはれ、宝玉がその網にいっぱいきらめいてゐる。  六大が重なりあってる、といふ解釈。  大日、衆生、我、みな一体、といふ解釈。  大日法身、     {大日如来 ― 法界体性智     {阿?如来 ― 大円鏡智  五佛 {宝生   ― 平等性智     {弥陀   ― 妙観察智     {不空成就 ― 成所作智  法然 = 本来あるがままの姿、  薩般若= 生まれながらもってゐる一切智、  一切智、全てを知ってる智(顕教的考え方)      智は数限りない(密教的考え方) 3時、〜 4時、 理起三味  本田先生、  理趣三味法要の役人  会奉行         集会所 ― 披露文  総礼伽陀  跪起     ↓  別の場所  唄士          上堂  案内するのが会奉行  散花士  対揚  前讚  中曲  回向文  後讚  回向伽陀  唱名礼  承仕   2名   会奉行をやることにする。 7時15分、〜 鉢 30    諸 佛 都 史 下 生 時  釋 梵 龍 神 随 待 衛  種 種 勝 妙 吉 祥 事  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  会奉行、会所にて理趣三味の式次第を読みあげる。  印金を鳴らし、入堂に導く。  入堂したところで、金二丁、総禮、と声をだす、  出堂、印金を鳴らし会所へ。  中啓をたて、左手、三指をついて  長座ありがとうござゐました。で終る。         ☆ 26. 8 / 3 (月) 曇  東智学先生、 密教学概論、 その。  六大体大説 }  四曼相大説 }即身成佛  三密用大説 }  自己と絶対者との合一、インド思想ではありふれた考え方  梵我一如  梵=ブラフマン、宇宙の創造者  我=アートマン、自我  解脱、モクシヤ MOXA  釈尊の教へは、インドの考え方からはずれてゐるといへる。  {四諦、        buddha の悟りの内容は左の三つに要約される。  {八正道、  {十二縁起(十二因縁)  {四諦の諦は truth のこと。  {苦集滅道  苦諦、         滅諦  集諦=執着、煩悩    道諦=八正道  釈尊の教へには宗教的なものはほとんど感じられない。  真言密教では、釈尊と大日如来とはどういふ関係だと捉へてゐるか。  【大乗非佛説が明治頃に起こった。】  空海は釈尊と大日如来は別体説、  釈尊=色身  大日=法身   大釈別体説(同体説)  釈尊が悟りに入ってる時は同体だと空海はいふ。  「天台宗  円(教) 法華経        密        戒        律                     二而不二     大釈同体説をとる。                」  インドの思想の流れには二通りある。  アーリア人の移動、インドに入る、ヨーロッパにも入る。  アーリア人、放牧民、父系社会、  アーリア文化、バラモン教、Homa. 火を使ふ、  祖霊を供養するために火をたいた。  天上に生まれることは解脱だった。  原住民の信仰は水が中心。沐浴、プージャー、  釈尊はアーリアにあらず。 non aryan.  カラチからラホールへ鉄道を敷設した。その枕木の下にころがってゐる  煉瓦を用ひた。その煉瓦を why と発掘して、インダス文明が発見された。  武器が、皆無に等しい。  印章にヨーガをしてゐる人の姿が描かれてゐた。  アーリア人にはヨーガはなかった。  シヴァ神、動物の神さま。  【儀禮的要素】  荘厳すること。大日如来の法界宮殿を意味する。  チベット寺院の荘厳。  宗教学的定義に2つある。  その1 聖化の儀禮 (俗なるものが聖なる性格を獲得するためのもの。)  その2 交歓の儀禮 (俗なるものが聖なるものと交歓して願ひ事の達成を             計るためのもの。)  【象徴性】  佛教、因分可説     果分不可説  因=現実の世界、修行の世界、  果=悟りの世界、佛の世界、  密教の世界では、果分可説といふ。  しかし、言葉では説けない。象徴によって説くことが可能だとする。   曼荼羅  【現実重視、肯定的性格】  欲界  }   = 六道、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、  色界  }三界  無色界 }  【天にも六つの世界がある、六欲天?】  欲=食欲、性欲、  欲をとり去ることが不可能ならば、現実を考え直そうといふ考え方。  遮情、= 否定的に捉える  表徳、= 肯定的に捉える  煩悩即菩提  maha varocana                       次回、10日、11日       ☆ 25. 8 / 4 (火) 晴 「弘法大師の伝記について」その氈@ 本田先生  1150 年大遠忌で 100 さつ以上の伝記がある。文化人としての側面を打ち  出したものが多い。  宝亀(774)年6月15 日生。朝廷 the Court.  日本史上、clever な人間、wise man として評価。  信仰 }  史実 }三拍子そろった人は少い。大師は  伝説 }  [承和2年2月21日入定]  宇宙に存在する全てのものが佛の思想を体得すること。  「温和、忍耐、犠牲、慈悲、克己」→実践が釈尊の生き方。  秀樹曰く、万能的天才が空海である。  玉依御前→母親  国造  佐伯氏、父、      阿刀家、母方、学者、僧侶。  天竺の僧が体内に入るを見て妊娠された。  不空三蔵の死んだ日に生まれて、生まれ変りとも言はれてゐる。  仙遊ヶ原で巡検吏が、お大師さまの頭上に四天王が守護してゐる  のを見て礼拝した。  捨身誓願。七才の時。出釈迦寺。  15才まで、地方の国学で学んでゐる。  中央にあったのを大学といひ、地方にあったのを国学といふ。  大学は university とはちがふ。呼称。  空海は大学へは入れなかった。正五位の下以上の身分でないと入れなかった。  阿刀大足の力添えもあって入学を許された。大足に漢文を学んだ。  儒教 confucianism を学んだ。  都には幸、不幸の差が大きすぎる。  勤操に求聞持法を授かったのではないが、佛教の思想を彼に学んだ。  大学は10日ごとに暗記のテストがあった。求聞持法は暗記力を強く  するとされ、多くの人がやったらしい。  虚空蔵菩薩の前(画像)でする。}  木版の前でする。       }2通りの方法  密教の思想を理解する機根をもっていた空海が大日経との出会ひで、  入唐を決意する。  密教を理解するの経典だけで充分だったが、師子相伝、灌頂を受ける  ため、中国へ渡る、といふのが空海の目的だった。  阿闍梨から伝授を受けること。  世間的な生活の中で、釈尊の精神を実践する。それが密教である。  遣唐使となって、渡ることを決意。  シルクロードが遣唐使たちの努力によって、日本の京都まで直結した。  168 日ぶりに長安の都へ着いた。100 万の都市。  西明寺に宿泊、恵果、→ 正龍寺  恵果は弟子34人、人気があった。  両部の灌頂を受けたのは、空海など少数。  義明と空海のふたりが両部の灌頂を受けた。義明は早逝する。付法の八祖。  恵果は60才で入滅する。  空海に、早く日本へ帰って衆生済度に盡すやうにと言ひ遺して死ぬ。  中国の皇帝から五筆和上の称号をもらった。 3時、理趣経三眛リハーサル、本堂  4時45分、 7時15分、聲明習礼、伝法灌頂のための――――8時5分、         ☆ 24. 8 / 5 (水) 雨  無目的な、かったるい気のする昨今日。気が落ちこんでゐる。 8時30分、から和上さんの理趣法伝授。 8時30分、 [伝授]天谷覺法和上、   11時5分、まで。  理趣法  大日と人即不二になる秘法が理趣法である。  伝授には、来歴を知ることが大切である。知らない人が多い。  理趣法は大法である。  法は人によって栄える。とお大師さまは言はれてゐる。  ┌ 真然大徳「鈴杵義」  |  初心ノ受者ニハ行用ノミ伝エテ一一ノ深義ハ談ズ可カラズ  | 理趣法ハ滅罪ト息災ト敬愛ヲ祈ル秘法デアル  └ 一法界蘇哩耶ノ法ナリ  行用を充分理解して深義に入る。  敬愛の法。  息災、敬愛、調伏、[福徳]、増益。= 四種法   一法界蘇哩耶ノ法ナリ    法界とは cosmos のこと、   蘇哩耶とは、{理趣、NAYA   {日輪、   ソリヤとは日輪のことで、NAYA. 理趣の意はないといふことになってきた。   これを修する者は金剛薩唾の立場で行ふ。   大師は五日三時の法(三夜三日の法、五座やるところもある)として、中国   で 蘇哩耶の法を行なった。   滅罪の法としてこれに如くものなし、と不空は言ったといふ。  散杖のまはし方、            秘法、        [説明図] 自行用      [説明図]障害、病人を加持する    障罪、   一般的      岡田先生が教へてくれた方法である。                 加行中ずっとやってた  ゴマ札も開眼作法をして用ふ。  霊  霊句入句  先師尊霊  各成无上=先住忌  過去聖霊増進佛果  聖霊供  大衆聖霊供  法界聖霊  成三菩提 12時30分、〜 伝授、つづき  理趣経  十七段印明  concrete science  入我我入 弥陀定印  観想セヨ、担上ノ本尊恒沙内證ノ眷属ヲ引テ我ガ身中ニ渉入ス  我亦塵数性徳ノ眷属ヲ引テ本尊ノ身中ニ渉入ス 感応道交シテ  帝網重々ナリ 良久スヘシ    密教は有念有想の禅。観想。  (大恵刀印)  本尊加持。         第1印明  智拳印         第2印明  大恵刀印         第3印明  極喜三昧耶  十七尊総咒=極喜三昧耶の真言        [説明図]  5佛眼の加持、     4時30分、夕例時とかねて理趣三味の習礼。 7時15分、から道場密担設営、       トップにもどる   ☆ 23. 8 / 6 (木) 曇 8時30分、伝法灌頂の習禮 1.朝、一会の人、3時30分、起床、  4時、閼伽水、くみ、   持佛で理趣経。 1時間余、  朝例時 持佛堂、  食后、丁字風呂に入る。(つかるだけ)  一会の人、空衣、如法衣、で持佛堂、  三衣袋、正面から入る、三昧耶戒をうける(密教のみ)  中ですること、  かわらけを置いてある、“かたく”といふ  これをアジャリからうけてまわす。オンといってうける、誓水をのむ。  金剛センを渡される、(1日じゅう腕にかける)歯木をもらって犬歯で  かむ、かざりの歯木と二本わたしてくれる。  ちかひのことばを復唱する。  1時間余。  三昧耶行の色曼荼羅  午後、初夜、  胎界の担に入る、  慈救咒をとなえ、振鈴のあと佛眼の真言。あと一字金輪を唱ふ。  降三世、オンソンバニリンババザラウンハッタ。  名前を呼ばれる、ゴ身法 酒水をうける。  悪趣の門を閉じて、云々、赤い目かくし。  香象をまたぐ、胎界は左足をあげてまたぐ。  待てといわれたら オンサンマヤサトバー をとなえ待つ。  投花得佛、のあと正座、  目かくしをとる、秘印の真言、  落ちた樒をくれる、四佛礼を復唱する、終ったら礼拝、  真言と印を授かる、  3時頃終る  金剛界の伝授、    6時頃終る  灌頂のさいの 閼伽水の作法、   ┌―――――――┐  房花 3房   | 房  (塗)|   10房―閼伽水のオケに入れる。   | 花  (散)|←米紙を切って入れる、   | 3  (切)|   └―――――――┘  胎オケ、金オケ、宥厳は盆をもって、  慈救咒を唱へながらくみに行く。  帰りは降三世、  オケを置く、 胎オケ 左、  くみ作法    【空衣、如法衣】  ○ ゴ身法、常の如し、  ○ 房花を三房清めるために地面に落す、水神を請出せんがため。  ○ 水天の龍索印、オンアバンハタエイ エイケイキ ジャクウンバンコク  ○ 供養、塗香 3回       散香 3回 地面にオトス。       切花 3回  ○ 法施  心経 1巻  オンバロダヤソワカ  7返、  ○ 啓白、    敬日 胎蔵金剛両部界会諸尊聖衆殊に別テハ水神眷属護法天等ニ言サク    佛子「某」今、受テ五瓶、智水ヲ将ニ登ラン    灌頂、職位    伏テ乞フ水神眷属哀愍加護ノ与ヘ清浄ノ法水ヲ今成ジシメ入坦、悉地ヲ    給ヘ                           敬白  ○ 弾指、 オンサトバボク、 3回  ○ 水中にラン、バンを感じて、水中をのぞけ。  ○ 降三世の印を結び、逆順各3回、井戸を加持す。  ○ 胎オケに水をくみ、3回洗ふ。シャクで各人一シャクづつくみ入れる。  ○ 金オケはラストの人からシャクでくむ。  ○ 持佛堂に供え、房花五房入れる。    理趣経   1巻    大師宝号  7回    明神    7回  終     灌頂法要、   初夜 胎界     振鈴まで慈救咒となえる。     表白をはじめるとやめる。     式衆は九方便、東方讚。  〔受〕振鈴のあと佛眼の真言。     後鈴で真言やめる。  〔式〕後讚に入る。  金剛界、   降三世の小咒   表白をきひてやめる。   五悔、心畧、   振鈴のあと、佛眼、 一字金輪。 10時15分、〜 11時30分、 作務 12時30分、〜 4時15分、  作務   掃除、障子にビニール張り(一ノ瀬さんと)   佛具磨き。ぼくの佛具を磨いてくれたのはだれ?         ☆ 22. 8/7 (金) 晴、  伝法灌頂。 4時、閼伽汲み、空衣着用 5時55分、例時(持佛堂にて) 7時、   作務 7時40分、朝食、 8時30分、丁字風呂に入る、 9時45分、三昧耶戒を受ける。 昼食。 12時15分、胎蔵界伝法灌頂、3時間。 3時30分、 金剛界伝法灌頂、3時間。         ☆ 21. 8/8 (土) 晴  伝法灌頂。2日目、 受者 11人  第二会受者、10時30分、入堂、大阿さんの到着おくれる。 12時、食事、 12時30分、入堂、  6時40分、終了。  第二会讚場入、   船曳、大城、塚本、小島、山内、山形、羽坂、紺谷。          ☆ 20. 8/9 (日) くもり、  伝法灌頂 第三会、 受者 8人 10時15分、 開始、 12時15分、 胎界 3時30分、  金界、   5時30分、 終了、あと片付け、 7時30分、  夕食、 食後 香花する、  入浴、 9時、     就寝、       トップにもどる   ☆ 19. 8/10 (月) 晴  密教講座 その「  東智学教授、  毎年5月、右家の方に結縁灌頂を行ふ。 受明灌頂  受明(弟子灌頂)一尊に対する灌頂。  学収灌頂 学会を三年受けてから受ける(10年程前に150万円必要とか)  【瑜祇灌頂】   伝法灌頂を受けて住職の資格を得。大乗教典にも灌頂が説かれてゐる。   灌頂はマハーラジャーの即位式に行った。   マヌ法典。 グリフヤスートラ(家庭の教へ)   アビシエカ(灌頂)abhiseka 五智を象徴する水を用ふる   アビシンチャ or abhisinca 注ぐといふ意味  日本最初の灌頂を打ったのは、  最澄が805年に高雄山寺で打ってる。  空海は812年、やはり高雄山寺で打ってる。  大乗悲分陀利經 A.D. 〜 4 の中葉にできたもの。これにアビシエカの呪が  でてくる。最初のもの。  【釈尊と大日如来】   二身論、法身       色身(生身)歴史上のブッタ       [身]― 真理、悟りそのものの意、body に非ず。   三身論、法身 ― 悟り  自性身       報身 ― 誓願をたてて悟りを得た佛たち、       応身 ― 釈尊              受用身 \ 自受用身  法身       変化身   他受用身  四身論   自受法楽(自受用身)悟りを自ら楽しんでゐて他に及ぼさうとしない佛たち   他受用身 地上の菩薩、        五十二位の段階のうち最上階にちかい十から十二地の段階にゐる        菩薩たちに説法する佛        初地に入るといふのは大変なことで、龍樹すら初地の段階だった        といはれてゐる。   密教では、加行を終へ、灌頂を受けると初地に至ったとされてゐる。   ナーガールジュナ naga - arjuna (龍 - 樹の名)   龍樹→龍猛   玄奘がナーガルジュナを龍猛と訳した。   マハーバーラタ}   マハーヤーナ }二大叙事詩。   マハーバーラタにアルジュナが登場する、   それをとって玄奘が龍猛と訳したらしい。   密教では【四種法身】法身説法がたてまへとなってゐる。   四種法身{自性法身―――大日如来       {愛用法身―――他の如来       {変化法身―――釈迦如来       {等流法身―――九界随類の諸尊   九界、六道の上に聲聞、縁覚、菩薩、をいふ   弘法大師は九界に住し、各階位の姿をして説法するといふので、   等流法身にゐられるとされる。   (It is like teaching your grandmother how to such eggs. )   (釈迦に説法)  両部経典   大日經(大毘盧遮那成佛神変加持經)       大日如来が、神変により、衆生を加持することを説いた教典。   金剛頂經      天台密教では両部の上に蘇悉地經をたてる。不二の教典としてゐる。      インドでは蘇悉地經を、下としてゐる。   四分、◎無上瑜伽=日本に伝来してゐない、チベットに入ってゐる。      ◎瑜伽 = 金剛頂經      ◎行  = 大日經は行に入る。      ◎所作 = 蘇悉地經はここに入る。      maha vairocana      衆生のことを有情ともいふ同意、      旧訳と新訳とのちがひ。   四生、{卵生      {胎生      {湿生      {化生   大日經、  中観的立場   金剛頂經、 唯識的立場   中観思想(哲学)空を強調する、一切皆空   Every things are void. 因縁、所成、   一切のものは無自性であり空である。    自性とは常住不変であるといふこと。さういふことは有り得ない。    瓶に自性はない、その瓶を割りくだいた1片にも自性はあるか、といふ    たとへをよく用ふる。    無―――┤中├―――有 ものは無か有か、と捉えるな。中道ともいふ。   ナーガルジュナは中観派の祖である。二世紀から三世紀にかけての人。   【唯識思想】   マイトレーヤ(弥勒)maitoreye   ただ識のみといふ考へ方。   万境唯識 境とは対象のこと。   認識論。  雑密と純密   大乗教典のなかに含まれてゐる密教的要素を雑密といふ。  1.教主の違ひ。雑密では教主は釈尊とされる。          純密=密教では大日如来。          如実に自心を知る。[如実知自心]→菩提心  2.修法の違ひ。雑密、 現世利益的          純密、 成佛を目的とする。  3.マンダラ。 雑密、 組織的でない          純密、 組織的である。  4.三密、(印、真言、観想)    雑。まとまってゐない。  未倶    純。まとまってゐる。   倶有  大日經、思想的な面は第一品のみ。入真言門(住心品)のみ。  事相面を説く。(三十品)  口ノ疏  住心品      第1品  奥ノ疏  それ以下の註釈  第2〜第30品  住心品の main は三句の法門。  一切智々は菩提心を因とし、大悲を根とし、方便を究境とす。  (因果関係で捉へてはならない。)  大日を囲繞するのは執金剛(金剛手)  因(ガソリン)根(トルク)方便(利他行)、佛の果位での話として捉へる。  世間の百六十心、として世間の人の心の分類をする。  三劫(極細、細、麁)kalha 煩悩として捉へてゐる。密教的立場。  十縁生句 一切は泡の如きものであるなどと十のたとへをあげる。   3時、〜 5時15分迄、 弘法大師伝記その 本田先生  大師、灌頂  ̄806年8月出発10月太宰府に帰る。  三古の松の伝説。波切不動伝説。不動明王の真言で嵐がしずまった。  帰国のさい、その船を逸したら、帰国できなかった。  九州の観自在寺で御請来目録をつくった。  天皇に提出した報告書(御請来目録)いち早く伝教大師が目をつけた。  高雄山寺、神護寺。を天皇からたまはった。最澄の便宜をはかる意もあった。  「理趣釈經」の借覧をめぐってトラブル。  立教開宗、国の許可をもらった。  鎮護国家、  三本柱{即身成佛  教育者として、いろは歌、            綜芸種智院、やりたい人のみ集める。     {済世利人  綜芸百科を教へる。     {密厳国士  儒教一辺倒を批判して綜合教育を目指した。  教育の条件、   処    法    師            資   環境、  内容、  には充分payする、    生活の条件、衣食、  満濃池、 お大師さんが行って、人が集まった。  法力  技術   国家のために51回(御修法)祈願法要をしてゐる。   官寺、私寺、定額寺(国が補助する)   三筆の代表(三蹟、和風)   王義之の書、顔真卿   文鏡秘府論、   承和2年3月21日御入定。   三綱(寺の役職を決めて国に認めさした。)   東寺を真言宗に依る寺として一寺一宗を国に認めさせた。   (年分度者)三業度人の制度、胎界、金界、悉曇、   (事相、教相、布教)   入定後86年を経て、大師信仰が確立した。弘法大師号をおくられた。   真如様。八祖様。善通寺様。の三様式の絵が本尊としてある。   女人禁制は男性のためのもの。修行のため。   女性のために禁制にしたのではない。 5時30分、夕例時 理趣法中曲、 6時30分、夕食 6時50分、授業説明 etc.   藤田先生ぼんやりして、風呂のスイッチ、釜への火入れも亡失。遅れる。   スープ予定してゐたがやめる。   ☆ 18. 8/11 (火)(18℃ 朝5:15) 3時30分、起床、  4時、入堂、理趣法。   5時15分、帰室。 8時30分、〜 東智学教授、密教学概論、その」  [高野山、参拝客が少なくなった感じがする。]  大日経。教学的にはあまり利用されてゐない。  広釈菩提心論 蓮華戒 八世紀後半では三句の法門が順序がちがってゐる。  大悲を根とし菩提心を因とし、方便を究意とす、  大悲が前面にでた時代があったとする説。  修習次第を バーバナ クマラ、といふ論書にある、  [大悲]親しい人が苦しんでゐる時に取除いてあげやうとする気持から、      大悲をもち、他者にも広げてゆく。といふやり方を説いてゐる。  [慈]いつくしむ、 [悲]は苦しみを取り除いてあげる、    抜苦与楽  次に菩提心のもち方、  次に方便を説いてゐる。  [タットバ・サングラハ=金剛頂經]  大日經疏、天台では大日經義疏、  胎蔵界マンダラ 胎蔵には界はない。  金剛界には界あり。  大悲胎蔵生曼荼羅  maha karuna garbha udbhana mandala      悲   胎    生  金剛頂經 十八会で説かれたもの  初会……十八会まであるうち、いま手にし得るのは初会の金剛頂經である。  初会■30巻本、宗の施護訳    ■4巻本、唐、金剛智訳(略出念誦經)    ■3巻本、唐、不空訳  3巻本は30巻本の第1章(部)の最初の1部分である。第4部まである。  第1章 金剛界品  第2章 降三世品  第3章 遍調伏品  第4章 一切義成就品      {大マンダラモ3巻本はここのみの訳      {三マンダラ  金剛界品{法マンダラ      {羯マンダラ      {四印マンダラ      {一印マンダラ  理趣經は第六会のものである。  付法の八祖 大日―金薩―龍猛―竜智―金剛智―不空―恵果―弘法  伝持の八祖 竜猛―竜智―金、不、―善無畏―一行―恵果―弘法。  金剛頂經は唯識的である  五智(五佛) 転識得智  前五識、 眼耳鼻舌身  (第6)意識、 (第7)阿陀那識    (第8)阿頼耶識  (第9)阿摩羅識        大円鏡地      法界体性智 「密教では第9をいふ」        a mala             「顕教では第8識を最高とす」        唯識―法相宗        中観―三論宗  中国摂論宗第九識  釈摩訶絎論に十識説  [五相成身観]  一切義成就菩薩がでてくる王家の出身、6年間苦行する。秘密佛教の一切如来  の導きで五相成身観、色究意天において無上菩提を得た。  といふのが、金剛頂經のイントロ。  五相、五つの段階  1.通達菩提心 自心を観察して自性清浄なりとみる。    オニチッタプラチベーダムカローミ  2.修菩提心    自心清浄心に菩提心を起こし自心が月輪の如しとみる。    オンボウジチッタウッドパーダヤーミ  3.成金剛心    菩提心を堅固にするため、月輪の上に五智を象徴する五古杵を観想する。    オンチシュタバジラ  4.証金剛身    自身の三密と如来の三密が同一と観じ、自身は金剛界菩薩であると自覚する。    オンバジラアートマコーハン  5.佛身円満    金剛界菩薩たる自身が法界体性智を得て毘盧遮那佛となる    オンサルバタターガタヤタ、タタアハン    一切如来があるが如し、自分もある  [五部秘教について]   五秘密教は三部經にならってでてきた(平安時代)   初会、金剛頂經、大日經、蘇悉地、瑜祇經、要略念誦經、略出念誦經  [会昌破佛]   中国での佛教弾圧、845年、真如真王入唐時みるべきものなしとの記   3時、本田先生、 法式についての授業、   法式 佛様のおがみ方、      道場の荘厳 法会の仕方   本道  本尊の御堂   内陣には僧侶、外陣には信者が坐る   持仏堂 庫裡、客殿、   高野山の山門は大門、金堂が本堂(一山の本堂)   内陣の基本形   ┌─────────┐   │   │   │ 説明図   │   │   └─────────┘   樒は印度の毒蓮華に似てるといふところから用ひるといふ説がある。   大坦    箱形 妻をつくってあるもの。    牙形 そり足のついたもの。    華形 脇上下に蓮弁を入れたもの。   小野は四《厥》の頭が宝珠になってること。   三宝院流は独鈷(広沢)   5時30分、夕勤の代りに理趣三昧習礼、 6時15分、夕食、 6時45分、理趣三昧習礼、 8時、まで 入浴、9時15分、就寝、   トップにもどる     ☆ 17. 8/12 (水)小雨 3時30分、起床、  4時、入堂(理趣法)   5時10分、帰室、 午后から16日6時まで休み。 課外授業で山内の保証人のところへ行ってくることといふたてまへである。   ☆ 16. 8/13(木) ☆ 15. 8/14(金) ☆ 14. 8/15(土) ☆ 13. 8/16(日)       ☆ 12. 8/17(月)晴 8時30分、理趣三昧、〜 10時30分、 7時15分(午後)、梵習字授業、 本田先生、  種字   ?       ☆ 11. 8/18(火)くもり 8時30分、〜 天谷覚法和上伝授、  灌頂を済ませてから伝授することになってるので、それを待ってゐたので、  けふから11日間、朝から夜まで行ふ。云々。  理趣經法―金 自行\二通りあり。      \胎 晴 /  一法界 ソリヤ法 蘇利耶  理趣 Naya  日輪  自受法楽鋼  滅罪の法  上品、 中品、 下品、  不空の命日が空海の生まれた日。  五日三時の法を空海が高雄の神護寺で行ったとき成満の時恵果和上が現はれた。 9時20分、理趣法、伝授、  中の下に|を入れるのは中院不共のものの意。  部生のための理趣法伝授を受く。眠くて困った。 11時、終了。 11時30分、昼食 12時30分、作務、〜 1時30分、  伝授、理趣法 和上さん 2時、 眠たさをこらへ和上の聲を聴く。       Dear my friend, I received your letter from Sri Lanka   a few days ago.   For I was not in at home long time, Just now.   I am studying Buddhism our sect called Shingon-shu, I am living   big temple named Entsuritsuji-Temple at, Koyasan.   This place is our school. I have classmate, 24 persons.   most young person is eighteen years old. most old person is   fifty-eight years old. We are getting deep teaching about a secret   buddhism, It is called Tantra buddhism also, I came to this   temple   at 15th April. This place is at mountain about 900 metre high.   I'll leave this Temple at last day this mouth.   while I sludging this school. I never receive letter   and anything.   from every friend and family. This is answer that I couldn't send   letter for you. a bew days ago. I got holidays Japanese Buddhist   memorial day. called Obon. Obon means ancestor's day.   Our ancestors come balk to old. home these days to meet   a descendant. may Japanese have holiday, and go to a grave of   family pray ancestor acording to your letter you have many   terolists and bomb,   It is very terrible matter for peace of mind for your   nations and people, I am going to Nepal next year.                      【スリランカ在住のネパール僧から届いた手紙の返事下書き】       7時30分(午後)〜 伝授、天谷覚法和上  高野山大学廃止運動をした。  時報などに論文送ってのせた。  満州へ渡る。輜重兵、馬にのるのがうまい。  また負けたか八連隊に所属、熊本13師団、コレヒドール島を占領  昭和19年3月3日帰国     ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■    散杖制作法(説明図)   ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■       ☆ 10. 8/19(水)晴 8時30分、 天谷覚法和上 伝授、  弘法大師法  伝授の前に考へるべきこと。  大師法は晴の場はまず少い。自行で20日21日に和上は月2回行じてきた。  大師自身はこんな次第は残してゐない。後の世の高徳がこの次第を、大師を  本尊としてこしらへあげたもの。  奥の院は(流)をこだはらない。  金剛峰寺では中院流に限る。  大師法を行ずるねらひは、宝珠  升田八段の話、  象には5本の足ありとの群盲象をなでる  求聞持法、孤独に耐えること(宝珠)  宝珠の話、佛舎利 shari means bove.  自行ならば理趣法より大師法をすべし、  両果の念珠   迎請本尊の区別   佛 オンジノウジキャエイケイキソワカ   蓮 オンアロリキャエイケイキソワカ   金 オンバザラヂリキャエイケイキソワカ   佛部は、蓮、金界に通用する。   ┌──────────────────────────┐   │                          │   │オンボ ギャ サン ボ ダラ ソワ カ       │   │  空 海     この真言は大師のこと      │   └──────────────────────────┘   南無大師遍照金剛の代りに唱ふべし。   2時、 伝授、 弘法大師法   越三昧耶を犯すことは、法が薄められるから不可とされてゐる。   安心立命、   5人の男の子持ち、人に施すことをよくした。   貧乏ななかで5人の子は、先祖を大切に、人にやさしくを家訓として   育てられた。   子供に心を一つにしてやってゆくやうにと言はれる。   因果の理法、   物質、愛染さんを入我我入する   大元帥法   マニ宝珠を拝むことで   愛染明王の秘印  幸運を招く、 まず東に向って   内縛して二火を立て合せる、   オンマカラギャバゾロシュニシャバザラサトバ ジャクウンバンコク   ジャクウンバンコクで、二火を交差させる 7回   日常事作法要抄から伝授   33P  一時立座の大事        越三昧耶大事        曳念誦作法   佛種 7時30分(夜)〜 聲明   理趣三昧      法要付中曲理趣三昧     次 次 次 次 次 次 次 次 次     囲 後 回 中 前 唱 対 散 唄     向 讚 向 曲 讚 礼 揚 花          文       └────┘これのついたのを法要付といふ   ◎中曲理趣三昧     次 次 次 次 次 先     廻 後 回 理 唱 伝     向 讚 向 趣 礼 供         文 經 ■            ■ 長           中 音           曲 ■           ■           ■ ■           切 短   ◎平座     々 音    理趣三昧   經 ■           ■   理趣三昧に三種あり、平座、中曲、法要付、の三つ。   ☆ 9. 8/20(木) 3時30分、起床、   4時、入堂(理趣法)5時05分、帰室 6時、   例時、   7時、下座行、   7時30分、朝食 8時30分、伝授(阿字観)和上、覚法   大空遊歩   三千大千世界、自分の認識できる世界、現実の世界、  ◎阿字観を耳にて行じ足しびれ。 和上の口説ながし。  ◎阿字観を耳学問で間にあはせ、   佛陀の胸のなかに明星とび込む。その瞬間に悟った云々。 10時15分、阿字観実習。11時、まで 2時、〜 4時15分、本堂   戦争ばなし、箕面忠魂碑のこともふれる。 夜、7時30分、〜 聲明前讚習礼、 和上さん   ☆ 8. 8/21(金)晴 8時30分、伝授 開眼作法   帰命、= ナウマクサンマンダボダナン   法身 無所不至印   報身   応身   大日如来→五佛に展開する   墓の一坪は金4尺角、 2時15分、伝授 和上   【霊供作法】 供 御霊    御霊供         亡霊、亡者の魂   聚集セル精神ノ凝結体、   宇宙の大霊、天上の鬼神が修行して人を助けるやうになる。これが權実二類   人が良いことをして神々が喜こびの涙を流すことを甘露の雨といふ。   その神々に食物などの供物を届けるのに、火で焼いて天に送る。   これが拝火教の考え方で、護摩にも通じてゐる考え方。   施餓鬼、神供、などは權実二類だが、霊供は人間の霊をなぐさめる作法。   ┌───────────┐ ┌───────────┐   │ 〔皿〕   〔平〕 │ │ 〔ツボ〕   〔平〕│   │           │ │           │   │           │ │           │   │   〔ツボ〕    │ │     〔皿〕   │   │           │ │           │   │           │ │           │   │ 〔飯〕  〔汁〕  │ │ 〔飯〕   〔汁〕 │   └───────────┘ └───────────┘    《説明図》     皿       ツボ     平       汁      飯      薄あげ,人参   金時豆   高野どうふ    みそ汁    白飯   れんこん,昆布        あつあげ     豆腐,あげ   黒ゴマ,大根                  青味   赤い飯は鬼神類。   お霊供の料理をきちんとするやう指導してゐる。     (図で説明)   ごはんの盛り方  白いごはん。   ごはんは山盛りできれいに丸く盛る。   ごはん箸を立てる、2本立て、十字にしたと観想する。   如法に御霊供を作らせること。   野辺送りは万腹になってから行ふ。腹へったといって帰ってくるやうでは   餓鬼がつく。  [廻向平等、布施不平等]坊さんの心得、布施にかかわらず廻向を平等にすべし   善根を扶ける   十三佛は33年まで、それ以上の廻向は大日如来を拝む。   初七日   五七日}錫杖を使ふとよい。   七七日   霊供して何の功徳ありや、と問はれる。   今日の法要は如法にしてある、   卒塔婆   霊供してある、   如法におつとめしてある、   下品、 中品、 上品、 と霊が進化する、   上品になると背後霊となり得るので如法に供養し魂を進化させる。   卒塔婆にご本尊を招いて次の供養まで護ってもらふ。   卒塔婆は佛言印言七辺を唱へる。         ☆ 7. 8/22(土)くもり、8 : 30 晴 8時30分、伝授、 天谷覚法和上  妹尾義郎などの新佛教運動に学んだ。  古佛撥遺作法  何のために撥遺するかといふ理由をはっきりさせることが大事である。  佛様に充分理由を伝へる表白を述べる。表白は自分の心情をまごころ込めて  いふこと。表白は口語体でよい、正直に書き述べること大事。   種三尊   [表白]例文   随時事象ニ従イ表白、語句、一例、                    敬ッテ今勧請シ奉ル本尊並ニ先祖代々ノ   霊位ニ白シテ言サク 往昔ノ先代此ノ佛壇ヲ開眼供養シ玉ヒシヨリ以来積年   ト共ニ古ミ佛壇ハ朽敗ヲ催シ 本尊画像モ又老朽化在セ玉フ 依テ今新ニ造   替シタル佛檀ニ真言加持ノ法水ヲ洒イデ清浄ナラシメ本尊並ビニ歴代ノ霊位   ヲ勧請シ開眼供養シ奉ル仰ギ願クハ施主法施ヲ哀愍納受シテ降臨影向安座在   マシテ子々孫々ニ加護を垂レ給ヒ、子孫繁栄家内安全福寿増長ナラシメ玉ヘ。   12時30分、〜 2時45分、まで梵習字、和上覚法 2時55分、 〜 伝授  佛檀勧請並撥遣 7時30分、聲明  禮文       ☆ 6. 8/23(日)晴 8時30分、伝授、 引導作法、 天谷覚法和上  仁和寺で修行した。岡本といふ師につく。律をやった。仁和寺で門跡  となった。96才で寂滅。    引導秘伝、249P 作法部、  密教では引導作法集2巻あるが、さういふものは不要である云々。  かつては高貴な人のみ対象に引導作法をした。庶民は真言宗の僧侶  の引導など受けられなかった。    唯独自明了  鎌倉時代以前には真言宗に一般の信者が参るといふこともなかった。  西方浄土思想  三大阿僧祇劫  阿弥陀經に三大阿僧祇劫の修行しなくては浄土へ行けぬ、といふので  念佛が流行した。他力門  自宗のいふ念佛をやれば即身成佛に通ずるといふプロパガンダを展開した。  陀羅尼で念佛しろ云々と  [高野聖]  六大所成の躰が三業を加持して三密に変れば、即疾に現はる。  引導作法は様々のものがある。歴史的には成佛したいといふニーズに  応へるために作りだされてきたもの。  告別式スタイルになってきてゐる。  僧は葬儀が主体で必要なことをすべきだ。が、いまは告別式で、  僧抜きでもなし得る。  亡者を浄化し、霊位を高めてあげる、その引導作法、  告別式は narration のみである。  [枕經]末期の水、  [葬儀]庭行事、  引導作法は七通にある、  紙幡 四ツ折を二つにす    《説明図》    三途川、葬頭河  三業を断つための清浄なる川を渡ると三摩地を得、といふ意  むしろ7枚を水で濡らし棺におおう。昔の火葬法。  《説明図》  土砂加持  奈良でとれてゐた砂に加持して光明真言をとじこめる。  北海道の寺の女の人が夢にきれいな砂のあるのを見て裏山を掘り、  それが金剛峰寺に納められてゐる。 2時、午前のつづき。 和上覚法  伝授と講伝。講伝の式で伝授をやってる。  [施餓鬼]補足    《説明図》    枕經之事  洒水をもって行く。  不動尊像をかける、ビャク除のため魔をさける、  北頭面西  N. S.  [葬式について アレコレ]    《説明図》    枕幡    《説明図》    加持香水  洒水、1,参加してゐる人の菩提心のため     2,亡者のため     3,供物その他に洒水  湯棺  フロのフタを裏返し、亡者を座らせ、湯の中に塩を入れて、それをかけて洗ふ。  戒名、どうするかを聴く。院号はいくら、などあいまいにしないで崩さない。       ☆ 5. 8/24(月) 3時30分、起床。沐浴、排便あり、 4時、   入堂、   5時20分、帰室  けふの行は曳念誦をして、回数はきっちり、地蔵、+−面も各百回、  佛眼7回を加える。 8時30分、伝授、引導作法  和上覚法  引導作法7伝ほどある。  不動尊による。地蔵尊による、など各種あるが、整理されてきたもの。  46 p 引導略作法  告別式で、葬儀の時間がある時にする次第。  ものを授ける時は大阿さまといふ。  浄土に行くのに順序がある。  最極秘印   本有   内五古印 アビラウンケン             ?   修生   外五古  アンバンランカンケン             ?   本修不二 内五古  アバンランカンケン             ?   浄土送り 最極の印、内五古 アバラクキャ                 ?   (五迷を封ずる)   高野山では最極秘印を用ひない。山内は浄土、大師様のみ許にあるから   といふこと。しかし、下界では、みろくへの浄土への印を用ふるべし。   山内へ秘印を受けに来てもこれを地方に伝授してゐない。   下品、中品、上品、と亡者の霊を向上せしめて、守護霊となれるやう、   引導を正しく行ふ必要がある。 12時15分、作務、 1時5分、   2時、伝授、   護摩義の概要についてといふ手書きのプリントをもらふ   護摩義    外護摩は形のあるもの     ■ 事護摩    内護摩は観念で煩悩を焼き尽す。■ 理護摩 行者の自身観 午後7時30分、〜 8時30分、   聲明、三礼の習礼  和上、       ☆ 4.8/25(火) 3時30分、起床、 4時、入堂   5時25分、帰室   弘法大師法。 8時30分、〜 11時、伝授、   前日のつづき、  護摩義 10時、   《説明図》   蓮華台、縁あり、    彫刻をほどこす、輪、三古、蓮華、独古など               契印といふ 11時、〜 加持作法   密教の中で九字を切るのはおかしいといふ者がいるが誤ってゐる。   九字は真言秘密の中にちゃんとある。   真言密教の神秘が現はれることを目的とする。法力が生じる。   道はあっても術はない。   スベ五古  《説明図》   自分が納得してもいけない、相手を納得させる。   本尊の威光を発光せしめる。   寺が栄えると“ご発光ですな”といふ。 2時、〜 加持作法大事(病者加持)   76P   十八   未敷蓮華印   掌をふくらます、指を開かない。   [加持するための道具]   般若菩薩は不空の弟子であった。 午後7時30分、  佛前勤行次第(むかしは赤本を使ってゐた。)         差別用語で現在のものに改訂。  十三佛を基本に教へていく。  現当  56億7000万年後、  四恩の教へを説いた。  国王の恩、父母の恩、師の恩、衆生の恩  因果必然の道理、自他のいのち、  自分が解脱をすることを教へる。       ☆ 3.8/26(水)くもり 3時30分、起床、  4時、入堂、   5時25分、帰室 8時30分、伝授  霊供作法  和上覚法、  お霊供について厳しい考え方をする。  卒塔婆、霊供、作法、   なぜ地方で霊供作法を大事にしないか。事相を軽々に教へないことに   なってるので、下の方の僧には教へないままで、上の方の人だけに伝   はってゐた。   霊供の次第の由来、作法部 78P   妙鉢之事   1. 嬉び  浄菩提心を以って奏するが故に   2. 飾り  宝鬘(紐房)を調べるが故に   3. 歌   音聲を出して賛歌するが故に   4. 舞   両手を旋舞して奏するが故に                 上記の四徳あり       ☆ 2. 8/27(木)くもりがち 3時30分、起床、 4時、入堂(弘法大師法第7座)結願、           5時30分、帰室、  朝例時、和上さん出て、前讚、後讚の頭をやって下さる。  後讚のいつも疑問に思ってゐたことが理解なった。  礼文も習禮。理趣經は中曲読み。 8時30分、〜 佛具磨き 11時、 12時30分、〜 作務 〜 1時15分、 2時、 習礼、理趣三昧  4時45分、 5時、〜 中曲読みの習礼、夕例時かねる。 6時30分、〜 薬食、 7時30分、〜 中曲、習礼、       ☆ 1. 8/28(金)晴 5時30分、起床   5時55分、例時 本田先生 7時、 下座行、   8時20分、奥の院へ出発 9時30分、〜 10時40分、理趣三昧、行道のため。 3時30分、 本田先生、  加行折紙。再発行しない。  許可、まとめて、保存すること。  加行成満届、etc. 3通。師僧から支所の印をもらって本山へ送る。  住職になると法流伝授をうける。  五行位、参籠  住職資格をとると托鉢免許をだす。申請するともらえる。  参籠  本部布教師講習会  岩本為雄 }  寺河俊海 }布教に関する著書  坂田徹全 }                             伝授記録・終

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